コンテンツページ - ニューウインブルドンテニスクラブ|テニススクール ジュニア・キッズ 会員制テニスクラブ|浜松市

JUNIOR TRAINING COURSE

ジュニア選手育成コース

後藤コーチより

私はコーチとして、次のことを子供たちに常々言い聞かせています。

【勝つことに価値がなければ、結果には意味が無い】

このことは、スポーツマンシップにおいては、当たり前のことですが、現在の日本では勝利至上主義(勝つことがすべて)が一部横行していて、スポーツが本来もたらす有意義な体験と、それに基づく素晴らしい能力の体得が軽視されている現状があります。勝負の中では、勝つために常に最善の努力をすることが当たり前です。しかし、競技としてのスポーツ活動を通して、本当に価値のあるものを得るためには、時として“勝ち”よりも優先するべきものが存在しています。それを見抜き実行する感性を養う前に、勝つことを過剰に優先させる場面を見るたびに、私は本当にこのままで日本のスポーツ界がより良くなるのか不安に思います。

この言葉をご存知でしょうか。

「一番大切なことは、勝利することである。二番目に大切なことは、敗北することである。」

これは、アメリカの元プロテニスプレーヤーのジミー・コナーズ(元世界ランク1位)の言葉です。この言葉が、私たちがスポーツを競技として取り組む上で、大切にするべきすべてのことを言い表していると思います。
「勝つことは二の次」と言っているのではありません。勝つために最善の努力をすることは、当たり前のことです。
しかし、繰り返しになりますが、時として“勝ち”を追求することよりも優先するべきことが存在している、ということに気づく感性を養うことが、最終的には「真の強さ」を身につけることになると確信しています。確信している理由は、私が体験したことから由来します。


私が29歳の時です。この頃の私は、出場する大会のほとんどが優勝か準優勝でした。
今思うと、それは勢いだけで、真の実力は…微妙でした。
テニスや勝負の奥深さを知っていたかというと…それも微妙でした。
ですから、結果が出ていてもプレー内容には満足のいかない自信のないプレーヤーでした。

「麻生杯静岡テニストーナメント大会」という歴史のある大会が静岡にあります。
静岡大学生が運営するオープン大会です。出場者のほとんどが、現役バリバリの大学生です。
静岡県のトップレベルの選手も出ています。私はこの大会にチャレンジしました。

大会参加1年目、私は決勝でM選手という方に負けました。心・技・体・戦術、そのすべてにおいて完璧に負けました。

2年目、また決勝でMさんとの対戦になりました。
対戦前、M選手が腰を痛めていて低い態勢を保てない、との情報が入りました。
「ドロップショットを使おう。」…一瞬、そう思いました。ドロップショットとは、ネット際に落とすショットのことで、それを取るためには前傾姿勢になり、腰にはかなりの負担がかかります。
私は、のどから手が出るほど、麻生杯のタイトルが欲しかったのです。

しかし、腰痛の相手に対してのドロップショットはやめました。

そして、すべて深いボールだけでM選手に挑みました。

結果は、負けました。

帰りの車の中で、自問自答しました。
「相手に対して失礼だったのでは…」
「勝負の世界に徹するべきだったのでは…」

翌年、3年目のチャレンジ。優勝しました。(対戦相手はM選手ではありませんでしたが…)

私たちプレーヤーは、常に次のことを自問自答する必要があります。
「勝負の相手は、誰だ!?」
「相手のすべてを受け止める自信は、あるか!?」
「相手のすべてを受け止めるために、どのくらいの準備をしてきた!?」
「真の強さとは、何だ!?」

これらの質問に対し、明確に回答できる選手を育てること。
そして、そのために全力で挑戦する選手を育てることが、私の使命だと思っています。

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